三春法律事務所 MIHARU LAW OFFICE

2020.8.15

弁護士業務一般

vol.10 弁護士の選び方①-知り合いに弁護士がいる場合

概要

 みなさんが,弁護士に相談する必要がある,弁護士に依頼する必要がある,と思ったときにはどうやって弁護士を選んだら良いでしょう。いくつか考えられるパターンについて解説してみようかと思います。
 ざっと考えて
 ①もともと知り合いがいて,その人に相談する
 ②自分の知人に知っている弁護士がいないか相談する
 ③自分でネットで探す
 ④各地の自治体が主催する相談や,弁護士会が運営する法律相談センターで相談する
 などが考えられます。それぞれメリットデメリットを考えてみて,選ぶ基準を考察してみようと思います。

①もともと知り合いがいて,その人に相談する

 わかりやすいパターンです。知り合いがいたらその人に相談するのはかなり自然なことですね。

メリット

 なんといっても,よくいわれる弁護士の敷居の高さのようなものを感じることなく遠慮なく率直に相談できることがメリットだと思います。

デメリット

 デメリット,というほどのものはあまりないかと思いますが,あげるとすれば次のようなところでしょうか。

専門性の必要な領域の場合,その弁護士が専門外であることがある

 弁護士であれば基本的に対処可能な領域もありますが,専門性が高く,一般の弁護士では取扱のない分野もあります。その場合は知り合いの弁護士に相談するのが適切ではないかもしれません。
 しかし,相談事項がその弁護士にとって専門外な場合にはその旨教えてくれることが多いでしょうし,専門的な弁護士を紹介してくれることあると思いますので,デメリットとしてあげるほどではないかと思います。
 気になるようでしたら,だいたいこういう感じの相談なんだけど,取り扱っている分野かな?というように聞けば,大丈夫でしょう。

続きは次回以降に書いていきます。